金雲のすき間

合戦図屏風より愛を込めて

『大 関ヶ原展』行ってきました

3月28日初日です。

初日だし常設展もリニューアル無料だし きっと混むだろうなぁと覚悟の上で出陣しました。

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入場券は前売りのオンラインチケットを入手済だったので スマホを片手にいざ会場へ。

みっしりと人がいるかと思っていたので 展示物の最前に一列ぞろ〜っと人並んでいるくらいでそこそこの混み方でしたが なにしろ展示物の前からみなさん動かない。 諦めてちょこちょこ隙間を狙って近づいて見る、を繰り返しました。

ただ、屏風は!屏風は!遠景から眺めるのがいいのですよ! 近くに張り付いて好きな武将探すのもいいのですがやはり屏風は全体を眺めてなんぼだと思うのです。 なぜなら、屏風はギザギザに立てることを考慮してその凸凹を利用して奥行きのある景観として描かれているのです。 図録や文献によくある真っ平らな絵図は見やすいですし武将の配置などもよくわかります。 しか〜し、百聞は一見にしかず!下記をごらんください。 私の机の上にあるミニ屏風ですが、この程度のものでもこんなに違います。
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つまり、せっかく『大 関ヶ原展』でど迫力の現物屏風がみられるのですから 舐めるようにガラスに張り付くのではなく、一歩離れて全体を眺めていただきたいのです。 (人が一杯で無理ですが……) 例えば津軽本右隻なら、右の西軍大垣城や左の東軍赤坂野営地が手前に出る形の立体感で奥行きのある景観となっています。 そういうところを見て欲しいのです。 図録では感じられない現物の迫力。 じっくり味わってみてください(´ω`)

他のみなさまが武具やら具足、書状などをじっくり見ている間ただひたすら屏風を堪能していた私です。

図録ですが、ものすごく豪華! いい資料が手に入りました。 幸せです。 f:id:ujikintoki_byoubu:20160815200632j:plain:w300