金雲のすき間

合戦図屏風より愛を込めて

『春画展』見てきました

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先月になりますが、話題の『春画展』へ行ってきました。

ここに限らず平日の美術館や博物館へ行くとシルバー世代の方々が多いので驚きますが、みなさんお元気でいい老後をお過ごしです。そんな婆さんになりたいと常々思っている次第であります。

今回もたくさんのお年寄りに囲まれつつ春画を鑑賞してまいりました。

永青文庫ですからそれほど広い会場でもなくというかむしろ狭い。狭いところにもってきて見学者がひしめき合っているのでなかなかゆっくり鑑賞することも出来ず歯がゆい感じでありました。

むしろ永青文庫の建物の方に興味が行ってしまってキョロキョロそっちばかり眺めてしまいました。

もうね、春画は図録買って帰ってお家でゆっくり鑑賞しようという……

まあ仕方ないのかなぁという混雑ぶりでした。それでも鳥獣戯画展より遙かにマシでしたからね。いろいろ諦めました。

春画は芸術なのかわいせつ物なのか、という論争もあるようですが、私が感じたことはただ一言

〝日本人って昔から二次元好きだったんだね〟

ってことでしょうか。

「わいせつ物だ!」と目くじら立てて否定したり排斥するものではなく、日本のサブカル文化の源流として暖かく見守るものなのではないかと思うのです。心の余裕で楽しむのが筋なのではないでしょうかね。