金雲のすき間

合戦図屏風より愛を込めて

『画鬼暁斎』見てきました

屏風好きから派生して最近とても日本画に興味が出てきました。
しかし自分で絵が描けるわけでもなく、理系の人なので過去に〝絵〟について勉強をしたこともなく、ただただ眺めて幸せになる程度であります。
日本画には色気があると思うのです。

と言うことで丸の内にある三菱一号館美術館へ行ってきました。

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鹿鳴館やこの三菱一号館を設計したのが暁斎の弟子となった英国建築家コンドルさん。
国が違えどお互いに尊敬し理解し合っていたからこそ生まれた作品も多く見応えがありました。

暁斎は妖怪や漫画的な絵を描くイメージが強かったですが、さすが狩野派仏画から動物画、風刺画や春画までこなす才能は時代の先をいっていたのだろうと展示を見ながら実感しました。
動物画と美人画が大変印象強かったですが、端から見て歩くとやはり妖怪は飛び抜けて好きです。形式に囚われず自由に楽しんで描いていたのだろうなとひしひしと……

暁斎をコンドル設計の三菱一号館(復元ですが)で見ること、というのが一つの達成感でもあると思います。

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