読書
私たちが知ってる(と思っている)関ヶ原合戦が塗り替えられていく醍醐味。一次史料の研究がさらに進むともっといろいろな真実が解き明かされるのだろうと思うとワクワクします。
一次資料を具体的に提示しながら理路整然と定説をひっくり返す新説は興味深かったです。合戦過渡期から徐々に陣形が成立していくようすもわかりやすく書かれていました。特に「八陣」の解釈や、「魚鱗の陣=びっしりの陣・鶴翼の陣=ばっさりの陣」というの…
『重要文化財・大坂夏の陣図屏風』は歴史の大きな境目となる大合戦の「大坂夏の陣」を描いた六曲一双の大きめな屏風です。黒田家伝来の為、通称「黒田屏風」と言われています。 合戦図屏風で「重要文化財」指定されているのは、この『大坂夏の陣図屏風』と『…
屏風の写真もカラーでたくさん使ってあり、新書版なのが惜しい大きさでした。 写真が多いご本は大判サイズで見たいですよね。 しかし屏風を見るというよりも、読み応えのある内容でしたので この本はこの大きさでいいのかと思います。 屏風からの各合戦の説…
関ヶ原に参戦した武将をクローズアップしそれぞれを違う作家が書いた短編集。 〝関ヶ原合戦〟という視点ではどうしても全体の流れの中に薄まってしまう各武将の合戦への思いを群集の中に紛れることなく、それぞれを主人公として語られており、おのおのの話を…
1日くらいでだーーっと読めました。 文体が軽いので読みやすいです。 で、舐めていたら結構きっちり史実を追っています。 大谷吉継さんは出自も確定しておらず いろいろわからないことが多いだけにフィクションがかなりの部分を占める小説でした。 それ故に…
旧Blogの方に投稿済みだったのですが 引越の際の不手際で綺麗に削除してしまった本の感想を今さらながら…… 先に読んだのはこちら『炎の仁将 大谷吉継のすべて (新人物往来社文庫)』 吉継についていろいろな研究家や著者の文章を並べてあるもので ネットで調…
最近ずっと武将物の小説読んでますが、 せっかく感想書いたのにサイト引越のどさくさで削除してしまいました(´・ω・`) 今現在読んでいるのが『墨染の鎧』です。 大河を観ていたらなぜか主役の官兵衛ではなく安国寺恵瓊さんが非常に気になり ちょっと突っ込んで…